丸子ぽろり。(長野上田の観光さがし)

長野県上田市にある丸子地域の観光を調査、発掘していきます。地域おこし協力隊のお仕事です。(ときどき趣味の話も)

鼓城 50周年記念コンサート 上田市丸子に響き伝わる義仲の戦い

 

急に寒気がやってまいりました11月。

 

どうでもいいことですが鹿教湯温泉は山と山の谷間にあるおかげで、場所によっては日の上りが極端に遅くなることがあります。

そのため今までは朝の日差しでゆっくり起きれていたのに、あれまだ暗いのにもうこんな時間!? なんて朝からドキリとすることもしばしば。

 

寒さも相まって、布団を背負って生活するヤドカリ人間の誕生がいよいよ期待されそうです。

 

 

さてそんな寒さのおかげで、鹿教湯温泉の山も赤や黄色がしっかり染み込んできました。

 

秋といえば紅葉、紅葉といえばもみじ狩り、増える観光客にイベントラッシュという、

しんみりしてるくせに騒がしい鹿教湯の秋ですが、

この私も例に漏れず、どうやら今秋の土日に空きはないようです。秋だけにネ!

 

 

イベントだけでなく、イラストやデザイン、そして付録の事務作業(いらない)をこなしつつ、今月は地元の関西に戻って免許の更新もしなくちゃいけないという今は、

例えるならばイベントの玉突き事故渋滞といったところでしょうか。

 

 

鼓城 丸子太鼓保存会50周年記念コンサート

11月10日(土)10:00開演

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そんな多くのイベントの中、丸子を代表する太鼓団体『鼓城』さんの50周年記念コンサートが11月10日(土)に開催されます。

 

和太鼓といえば、「太鼓を打つ音の周波数が、胎児の時の母親の心臓音と似ている」という話がありますね。

そのため、太鼓の音を聞くと胎児の頃の記憶が蘇り、幼児なんかはすやすやと眠りだすこともあるそうです。

あんな爆音なのに面白い話ですね。

 

もちろん腹の奥に響くような轟音は落ち着きだけでなく、力強さも感じさせます。

 

そんな和太鼓を操る『鼓城』ですが、今まで何回か単語は出ていましたけれど、詳しく紹介することはありませんでした。

 

そのため今回は、和太鼓団体『鼓城』とは一体どんな団体なのか。

そしてチラシにある木曽義仲挙兵大鼓』とはいったいなんなのか。

 

そんな丸子の歴史とともに歩んできた和太鼓について今日はちょっとだけ紹介したいと思います。(歴史秘話ヒストリア感)

 

 

木曽義仲挙兵太鼓

まず鼓城を語る前に、この丸子の歴史を語るところから始めたほうがいいでしょう。

 

以前紹介させていただきましたが、この上田市丸子地域というのは、

平安時代に源氏の武将木曽義仲が平家追討のため、この丸子で挙兵したという逸話があります。

 

ここで兵を集めて、上京を果たしたわけですね。

 

以前の記事に多少書かせていただいております。

blog.atsushihasegawa.com

 

その木曽義仲の勇壮な戦いの様子を1968年、

つまりちょうど50年前に和太鼓の響きで表現し創作された曲が、

木曽義仲挙兵太鼓』だったわけです。

 

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挙兵太鼓は全部で3部の構成になっています。

物語プロットにおける「序破急」といったところでしょうか。

 


一部
依田城(現在の丸子)にて兵を集い「出陣」していく場面を表現しています。

戦の始まる前の緊張した高揚感が、太鼓の音で腹に沈むように表されます。


二部
平家との戦闘を描いた「戦闘」の場面。

川中島の近くにある『横田河原の戦い』を表現しています。


三部
戦闘に「勝利」し勝どきをあげている様を描いています。

勝利を祝い、その高ぶった気持ちで祝宴を上げます。

 

淡々と書くとこんな感じになります。

出陣、戦闘、勝利という非常に分かりやすいストーリラインですね。

 

当然言葉にしてしまえば簡単ですが、これを太鼓で表現するとなると、ちょっとした音の大きさや鳴らし方、そして舞手の動きが重要になってきます。

 

実際の演奏を聞く前に、この物語の内容を少しだけ予習していくと、

「あ、あのシーンはこういうふうに表現しているんだ!」

という感じに理解しやすいでしょう。

 

木曽義仲挙兵太鼓 もっと詳しい内容は下記URLへ)

www.wadaiko-kojyou.sakura.ne.jp


 

この木曽義仲挙兵太鼓を伝承し楽曲の保存のため結成されたのが、

「丸子太鼓保存会」です。

 

この丸子太鼓保存会を存続する中で、平成16年に襲名し誕生したのが

「鼓城」という団体というわけです。

 

 

和太鼓団体 鼓城

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www.youtube.com

 

丸子太鼓保存会として出発した「鼓城」は、鹿教湯温泉を中心に県内県外を問わず活動する和太鼓団体です。

活動実績にはなんと「長野オリンピック」の文化プログラムへの参加も行っていました。(調べて初めて知りました)

 

また広い範囲での活動の傍ら、地域でのイベントにも参加し地域活性化の一端を担っています。

鹿教湯温泉のイベントではメイン、もしくはスタートの合図など重要なポジションになることが多いですね。

 

上記のイベントの出演だけでなく、鹿教湯温泉の活性化にも貢献しており、

学校やサークルの『和太鼓合宿の受け入れ』を行っています。

 

和太鼓はその迫力ある音が持ち味ですが、それに比例して騒音の問題になりかねない楽器でもあります。

そのため合宿の受け入れを行っている場所は少なく、温泉街となるとまず見つかりません。

 

そういった方々が気楽にいつまでも太鼓を叩けるよう、鹿教湯温泉の住民で太鼓合宿の誘致を認め、鼓城の方々が対応、周知し交流を行っているわけです。

 

(合宿や施設の利用料についてはこちらのURLより)

www.wadaiko-kojyou.sakura.ne.jp

 

 

さらに一般の方でも毎週火曜日と木曜日に練習を公開しており、火曜日には希望者に対し太鼓打ち体験のワークショップを行っています。

 

和太鼓に興味がある、一度太鼓を叩いてみたかった、上司への鬱憤が溜まっている方は、ぜひ太鼓を叩いてみましょう。

汗もかいてとってもスッキリするはずです。

 

www.wadaiko-kojyou.sakura.ne.jp

 

地域に貢献する和太鼓団体「鼓城」

そのルーツは、はるか昔の木曽義仲の平家打倒にかける出陣の奏でした。

 

その50週年を飾るコンサートの開催は、「鼓城」だけでなく丸子、上田市にとって記憶すべき貴重なことだと思います。

 

この文章を読んで興味を持ってくださった方々、

ぜひ11月10日(土)には

丸子太鼓保存会50周年記念コンサート

にお越しください!!

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